配偶者ビザのスナップ写真作成方法

出入国在留管理庁のサイトには「夫婦間の交流が確認できる資料」として「スナップ写真」が配偶者ビザの提出書類となっています。必要なスナップ写真の内容は以下のように記載されています。
スナップ写真(お二人で写っており、容姿がはっきりと確認できるもの。アプリ加工したものは不可。) 2~3葉
本記事ではスナップ写真の提出、作成方法について解説します。
なぜスナップ写真が必要か

配偶者ビザの申請(在留資格認定証明書交付申請・在留資格変更許可申請)では結婚の信ぴょう性の立証が求められ、スナップ写真は重要な立証資料となります。スナップ写真によって真面目に交際し、結婚に至ったことが事実であることを立証することができます。
スナップ写真作成方法
スナップ写真を作成する方法と押さえておきたいポイントを紹介します。

できるだけ多くの写真を用意する
出入国在留管理庁のサイトにはスナップ写真は2~3葉と記載されていますが、2~3枚のスナップ写真だけでは出会ってから結婚までの経緯を説明することが難しい場合がほとんどです。弊所でサポートさせて頂く際には出会ってから結婚に至るまでの経緯をしっかり立証するためには最低でも10枚程度のスナップ写真が必要になるはずです。
1人で写っている写真は避ける
スナップ写真は必ずお二人で写っている写真を選ぶようにします。例えば「遊園地へ二人で行って彼が彼女を撮影してあげた」という写真ではお二人が写っておらず、立証資料としては良くありません。
またご夫婦とご友人やご親戚の方が一緒に写っているスナップ写真は、ご夫婦以外の方にも交際を知らせてるという証拠にもなるので審査に有利になります。
マスクやサングラスをしている写真は避ける
マスクやサングラスをしている状態では人物を特定できませんので信ぴょう性に欠けます。顔がはっきりわかる写真を選ぶようにしてください。
場所・日付・場面を添え書きする
スナップ写真にその写真を撮影した場所、撮影日、どのような場面(初めてのデート、プロポーズの時など)を記入します。正確な日がわからない場合には何月まででもかまいません。
質問書の内容とスナップ写真をリンクさせる
配偶者ビザの必要書類である質問書の中で「結婚に至った経緯」について詳細を説明する欄があります。
そこには出会ったきっかけや交際が始まった時の様子など結婚に至るまでの経緯を記入します。
スナップ写真には、この質問書に記入した場面の写真を使用することによって実際にお二人が真剣に交際していたことを立証することができます。ですのでスナップ写真と質問書の内容は必ずリンクさせるようにします。
スナップ写真の用紙サイズと配置方法
配偶者ビザのスナップ写真はA4コピー用紙に概ね4枚配置すると、丁度見やすい大きさになります。
PCの写真編集ソフトで作成しても、プリントした写真をA4コピー用紙に貼り付けてもどちらでもかまいません。
また写真自体の加工は認められません。
スナップ写真はWordで作成できます
スナップ写真はWordで簡単に作成することができます。

スマホで撮影した画像でもOK
デジカメやスマホで撮った写真でも使用できます。
どのような場面のスナップ写真を添付すると良い?
スナップ写真はやみくもにたくさん添付するよりも、要点を押さえたものを選定することが大切です。
・お二人で遊びに行った時の写真
・背景から場所がわかる写真
・休日に家で一緒に過ごしている写真
・ご両親と面会した時
・結婚式・披露宴・結納の写真
・友人とお二人が一緒に写った写真
同じ場所、同じ日に撮影した写真を複数枚添付するよりも、違う場所、違う日に撮影した写真を選定してください。
その他有用な写真
お二人で写ったスナップ写真以外に提供すると良い写真。
・送金記録
・お二人の婚約指輪・結婚指輪の写真
・お二人の記念日に贈られたプレゼント等
・日本と海外の間でプレゼントを贈った場合のEMSなどの控え
ご両親と会ったことがない場合
ご両親とお会いすることは必須ではありませんが、ご両親と一緒に写ったスナップ写真は結婚の信ぴょう性を立証する資料として有力となりますので、できるだけお会いするようにしてください。もしどうしてもお会いできない場合には、テレビ電話で面会されることを推奨します。この場合、テレビ電話中の画面のスクリーンショットした画像を使用します。
写真よりは信頼性に欠けますが上記のような資料も参考として提出することをおすすめします。写真が少ない場合の配偶者ビザの申請にはあらゆる立証資料を提出します。
SNS記録も有力な立証資料となります
LINEなどのメッセージアプリやInstagram上で会話も結婚信ぴょう性を立証する有力な資料となります。スナップ写真と同様にできるだけ多く提供することを推奨します。
LINEなどのSNSでのやり取りは画面をスクリーンショットする
LINEなどのSNSでのやり取りをスクリーンショットしたものは、スナップ写真と同様にA4サイズの用紙に複数枚配置します。詳しい作成方法は下記をご参照ください。
写真がない場合はご相談ください
弊所は外国籍の方の在留申請を専門に扱う行政書士事務所です。スナップ写真が少ない、また写真がまったくない場合の配偶者ビザの申請で失敗したくない方のサポートはお任せください。初回無料でご相談をしていただくことができます。