【配偶者ビザ】在留資格変更許可申請書の書き方・記載例
配偶者ビザの在留資格変更許可申請書の書き方を記載例付きで解説
在留資格変更許可申請とは
在留資格変更許可申請とは既に日本で在留資格(ビザ)をもって滞在している外国人が他の在留資格(ビザ)に変更する時の手続きです。
例えば「技術・人文知識・国際業務」→「日本人の配偶者等」に変更する場合です。
このページでは日本人と国際結婚した外国人が配偶者ビザへの在留資格変更許可申請をする場合の申請書の書き方を解説します。
在留資格変更許可申請書を書く前に準備する書類
在留資格変更許可申請書を正確に書く為に、まず以下の書類を揃えて頂くことをおすすめします。
外国人の書類
パスポート
在留カード(在日親族がいる場合には在日親族の在留カードも必要)
出生証明書(出生地がパスポートに記載されていない場合)
課税証明書(働いている場合)
日本人の書類
課税証明書
住民票(世帯全員の記載があるもの)
戸籍謄本
外国人の母国の結婚証明書(発行されないケースもあり)
配偶者ビザ在留資格変更許可申請の申請人とは
配偶者ビザの在留資格変更許可申請における申請人とは外国人の奥さま又は旦那さまのことをいいます。
在留資格認定証明書交付申請書 1枚目の書き方・記載例
在留資格変更許可申請書の1枚目は配偶者ビザ申請人の基本的な情報を記入します。
パスポートなどの公的な情報を見ながら正確に書くことを心掛けましょう。
写真の撮り方・規格
在留資格変更許可申請書の右上に配偶者ビザ申請人の写真を貼付けるスペースがあります。
定められた撮影方法や規格による写真が必要となります。
・サイズは縦4cm×横3cm
・配偶者ビザ申請人本人のみが撮影されたもの
・縁を除いた部分の寸法が,左記図画面の各寸法を満たしたもの
(顔の寸法は,頭頂部(髪を含む。)からあご先まで)
・無帽で正面を向いたもの
・背景(影を含む。)がないもの
・鮮明であるもの
・提出の日前6ヶ月以内に撮影されたもの
・写真の裏面に配偶者ビザ申請人の氏名を記入する
写真の規格について詳細はこちら
参照:提出写真の規格(出入国在留管理庁)
1.国籍・地域
配偶者ビザ申請人の国籍を記入します。
ここでは一般的な国名(正式名称でなくて良い)を記入します。
例:中華人民共和国→「中国」 大韓民国→「韓国」 アメリカ合衆国→「アメリカ」
香港→中国(香港)
2.生年月日
生年月日は必ず西暦で記入します。
昭和、平成、令和などの年号は使用しません。
3.性別
配偶者ビザ申請人の性別を〇で囲みます。
4.氏名
パスポートのとおりに記入します。
漢字とアルファベットの名前がある場合には両方書きます。
見本に記入している氏名は中国人を想定していますので漢字とアルファベット(ピンイン)を併記してます。
5.出生地
パスポートを見ながら記入します。
中国のパスポートに都市名が記載されている場合と省名が記載されている場合がありますが、基本的には都市名または省名までの記載でかまいません。
パスポートに出生地の記載が無い場合には出生証明書などを見ながら記入します。
6.配偶者の有無
配偶者ビザの為の在留資格変更許可申請をするので、入籍済みであることが必須です。
よってこの欄は必ず有にチェックが入ります。
7.職業
配偶者ビザ申請人の申請時点での職業を記入します。
記入例:会社員、経営者
働いていない場合には「無職」と記入します。
8.本国における居住地
配偶者ビザ申請人の現在の居住地(国名+都市名)を記入します。
9.日本における連絡先
基本的には日本人である旦那さま又は奥さま(配偶者ビザ申請人ではありません)の住所を記入します。
住民票を見ながら書きます。
10.旅券
パスポート番号と有効期限を記入します。
11.現に有する在留資格
在留カードの在留資格を記入します。
12.在留カード番号
在留カード右上の番号を記入します。
13.希望する在留資格
配偶者ビザを希望するので「日本人の配偶者等」と記入します。
在留期間は多くの場合、長期間の滞在となるかとおもいますので、「5年」と記入します。
将来海外で生活するご予定がある場合には1年、3年などの期間を記入します。
14.変更の理由
「日本人〇〇〇〇と結婚したため」と記入します。変更の理由の詳細は別紙に添付しますのでここでは簡単に書くだけでかまいません。
15..犯罪を理由とする処分を受けたことの有無
日本国内、海外を含めて犯罪による処分を受けたことがある場合には「有」にチェックします。
警察に取調べを受けたり、職務質問されただけでなく、実際に罰金などの処分を受けた場合に該当します。
16.在日親族(父・母・配偶者・子兄弟姉妹など)及び同居者
この欄には次の事項について記入します。
在留カード番号、勤務先、学校名などをの情報が必要になります。
・日本に配偶者ビザ申請人の親族がいる場合
・日本で同居する予定の方がいる場合に記入
・日本での同居者には日本人配偶者も含まれます
在日親族欄が足りない場合
在日親族欄が足りない場合には別紙を用意して記入することを要します。在日親族欄は下記ページより無料ダウンロードをしていただくことができます。
在留資格変更許可申請書 2枚目の書き方・記載例
在留資格変更許可申請書の2枚目からは配偶者ビザ申請人の滞在費についての検討が必要になります。
17.身分又は地位
目的は配偶者ビザの取得ですので「日本人の配偶者等」にチェックを入れます。
18.配偶者については婚姻、子については出生又は縁組の届出及び届出年月日
婚姻の届出をした年月日を記入します。
(1)日本での届出先と年月日
(2)本国側での届出先と年月日(海外の役所や在日大使館・領事館など)
をそれぞれ記入します。
19.申請人の勤務先等
配偶者ビザ申請人が働いている場合に記入します。
無職の場合には「なし」と記入します。
(3)は現時点での年収を課税証明書を見ながら記入します。
20.滞在費支弁方法
(1)
配偶者ビザ申請人が日本で生活するための経費を誰が支払うのかを記入します。
滞在費を負担する方を選んでチェックし、更に支弁額(月額)を記入します。
支弁額は支弁者の月収を超えない額にしましょう。
(2)
海外からお金を持ってくる場合、または海外から送金する場合、該当する方にチェックを入れて送金額を記入します。
(3)
経費支弁者が後の項目26の扶養者と異なる場合に記入します。
また、日本人配偶者以外に追加で保証人をたてる場合にはこの欄に記入します。
例えば、日本人配偶者の父が生活費を支弁する場合はこの欄に父の情報を記入します。
在留資格変更許可申請書 3枚目の書き方・記載例
在留資格変更許可申請の3枚目は記入する内容がかぶることもありますが、住民票・在職証明書・所得課税証明書
を見ながら正確に記入します。
21.扶養者
配偶者ビザ申請人が扶養されていない場合には「なし」と記入します。
配偶者ビザ申請者の収入が低い場合や無職で収入がない等によって扶養を受けている場合には扶養者の情報を記入します。
扶養を受ける場合には日本人の旦那さまや奥さまを記入することが多いです。
この場合には(4)~(7)には「なし」と記入します。
(8)には扶養者の身分にチェックを入れます。
(11)の年収は所得課税証明書を見ながら記入します。
ご夫婦ともに収入が低い場合にはご両親等の保証人を扶養者とする場合があります。
22.在日身元保証人又は連絡先
身元保証人を記入します。
配偶者ビザ申請人の旦那さまや奥さまが身元保証人となるケースが多いです。
26.代理人(法定代理人による申請の場合に記入)
配偶者ビザの場合には通常は代理人が申請することはほとんどありませんので「なし」と記入します。
法定代理人により申請する場合には、その方の情報を記入。
取次者
弁護士や行政書士に依頼していない場合には「なし」と記入します。
配偶者ビザ料金
在留資格認定証明書交付申請
95,000円 +税~
在留資格変更許可申請
95,000円 +税~
在留期間更新許可申請
50,000円 +税~