【配偶者ビザ】査証申請書の書き方と記載例
配偶者ビザの在留資格認定証明書が交付されたら次に必要な手続きが査証発給申請です。この査証が発給されてはじめて日本に渡航が可能となります。本記事では査証発給申請書の日本語訳、書き方について解説します。
目次
査証申請書作成のポイント
査証発給申請書を書く前に知っておきたい事について解説します。
査証発給申請書の入手方法
査証発給申請書は外務省のサイトからダウンロードすることができます。また在外の大使館や領事館の窓口にも備え付けてあります。
査証申請書は誰が記入する?
査証申請は来日を希望する外国人が申請人となります。申請書は原則申請人が作成します。申請書には申請人以外の日本人配偶者についての情報の記載も必要ですが、申請人が作成することが難しい場合には申請人に記載内容を説明したうえで日本人配偶者が作成することもできます。ただし査証申請書の後半で申請人の署名欄がありますが、ここは必ず申請人が自筆で署名することを要します。
使用言語
査証申請申請書は英語もしくは外国人の母国語で記入します。
査証申請書日本語翻訳サンプル
査証申請書の書き方と記載例
配偶者ビザで来日する方の査証申請書の書き方をブロックに分けて記入例付きで解説します。
住所の記入方法
住所はアルファベットで並びが日本と逆に記入します。
〒635-0057 奈良県大和高田市〇〇町〇番〇号 |
8-1 〇〇cho,Yamatotakada-shi, Nara-ken 635-00〇〇 Japan |
これらの項目はパスポートを見ながら正確に記入します。
①申請人(外国人)の姓 | パスポートのとおりに記入 |
②申請人(外国人)の名 | パスポートのとおりに記入 |
③旧姓・旧名 | 旧姓・旧名がある場合に記入 |
④生年月日 | |
⑤出生地 | |
⑥性別 | |
⑦結婚歴 | |
⑧国籍 | |
⑨昔の国籍又はその他有する国籍 | 市民権(国籍)が複数ある場合や国籍変更があった場合に記入します。 |
⑩国民登録番号 | 国民登録番号は国によって制度の名称が異なりますが日本のマイナンバーのような位置付けの番号です。パスポートに記載されていない場合はIDカード等より転記します。 |
⑪パスポートの種類 | 外交・公用・一般・その他から選択しチェックします。 |
⑫パスポート番号 | |
⑬パスポート発行地 | |
⑭パスポート発行日 | |
⑮パスポート発行官庁 | |
⑯パスポート有効期間の満了日 |
①在留資格認定証明書の番号 | |
②渡航目的・在留資格 | |
③滞在予定期間 | 日本に長期滞在する予定である場合は「LONG TERM」と記入します。 |
④日本到着予定日 | |
⑤日本入国空港名 | |
⑥航空会社名・便名 | |
⑦ホテル名又は滞在先の人物名 | 配偶者ビザの場合は一般的に日本人配偶者の名前を記入します。 |
⑧電話番号 | ⑦の電話番号 |
⑨住所 | ⑦の住所地 |
⑩前回の渡航日と滞在日数 | 申請人が以前日本に渡航したことがある場合にはその期間と日数を記入し、無い場合は「NONE」とします。 |
①申請人の住所(複数有る場合は全て記入) | 申請人の本国住所を記入します。 |
②電話番号 | 申請人の電話番号を記入します。 |
③携帯電話番号 | 申請人の携帯電話番号を記入します。 |
④メールアドレス | 申請人のメールアドレスを記入します。 |
⑤職業と地位 | 申請人の職業です。仕事をしていない場合はNONEと記入。 ※職業記入例をご参考ください。 |
⑥所属先の名称 | 勤務先の名称を記入します。 |
⑦電話番号 | 勤務先の電話番号を記入します。 |
⑧住所 | 勤務先の電話番号を記入します。 |
①配偶者の職業 (申請人が未成年の場合は両親の職業) | 日本人配偶者の職業を記入します。 ※職業記入例をご参考ください。 |
②名前 | 日本での身元保証人の名前 |
③電話番号 | ②に記入した人物の電話番号 |
④住所 | ②に記入した人物の住所 |
⑤生年月日 | ②に記入した人物の生年月日 |
⑥性別 | ②に記入した人物の性別 |
⑦申請人との関係 | 身元保証人が夫の場合はHUSBANDと記入 身元保証人が妻の場合はWIFEと記入 |
⑧職業と地位 | ②に記入した人物の職業を記入します。 ※職業記入例をご参考ください。 |
⑨国籍と在留資格 | ②に記入した人物の国籍と在留資格を記入します。 日本人の場合は「JAPAN」と記入 |
⑩査証申請にあたっての特別な事情、理由 | 何か特別な事情がある場合は記入 |
①在日招へい人の名前 | 在日招へい人と身元保証人が同一の場合は「SAME AS ABOVE」と記入しておくことで差し支えございません。配偶者ビザを取得する際には原則日本人配偶者と招へい人が同一となります。 |
②電話番号 | ①に記入した人物の電話番号 |
③住所 | ①に記入した人物の住所 |
④生年月日 | ①に記入した人物の生年月日 |
⑤性別 | ①に記入した人物の性別 |
⑥申請人との関係 | 申請人が妻の場合はHUSBANDと記入 申請人が夫の場合はWIFEと記入 |
⑦職業と地位 | ①に記入した人物の職業、地位を記入 |
⑧国籍と在留資格 | 日本人の場合はJAPANのみ記入 |
⑨査証申請にあたっての特別な事情、理由 | 何か特別な事情がある場合に記入 |
犯罪歴について
項目すべてについてチェックが必要です。
- 日本又は他の国で犯罪若しくは違法行為の有罪判決を受けたことがありますか?
- 日本又は他の国で1年以上の懲役若しくは禁固の刑に処せられたことがありますか? ※
- 不法残量(オーバーステイ)若しくは法律や規則に違反し、日本又は他の国から強制送還若しくは、国外退去処分を受けたことがありますか?
- 日本又は他の国で麻薬、大麻、あへん、覚醒剤または向精神薬の取り締まりに関する法令に違反して、有罪判決若しくは処罰を受けたことがありますか? ※
- 売春又はその周旋、売春の勧誘、その場所の提供その他売春に直接に関係がある業務に従事したことがありますか?
- 人身取引等を行い、唆し、又はこれを共助したことがありますか?
※刑の執行が猶予された場合であっても、有罪判決を受けた場合は、「はい」にチェックをしてください。
①~⑥にYESが有る場合にはその詳細を⑦に記入します。
①申請年月日 | |
②申請人の署名 | 申請人の署名欄は必ず自筆での署名を要します。 |
職業記入例
- 会社員 COMPANY EMPLOYEE
- 会社役員 EXECUTIVE
- 会社社長 PRESIDENT
- 国家公務員 GOVERNMENT OFFICIAL
- 地方公務員 LOCAL GOVERNMENT OFFICIAL
- 農業従事者 FARMER
- 個人経営者 PROPRIETOR
- 医師 DOCTOR
- 看護師 NURSE
- 弁護士 LAWYER
- 技師 ENGINEER
- 教師 TEACHER
- 報道関係者 JOURNALIST
- 学生 STUDENT
- 主婦 HOUSEWIFE
- 無職 NONE