メキシコ人との結婚＆ビザの手続き

メキシコ人と国際結婚して日本に住むためには先に結婚手続きを済ませてから、配偶者ビザの手続きをする流れとなります。本記事ではメキシコ人との国際結婚手続きと配偶者ビザの申請手続きについて解説します。

国際結婚手続きについて

国際結婚の手続きは日本人同士で結婚する際と違ってお互いの国で手続きをすることが必要となります。また結婚手続きは国によって異なり、日本から先に結婚手続きを始める場合には日本方式での手続きとなり、メキシコから先に結婚手続きを始める場合にはメキシコ方式による手続きとなります。

日本方式とメキシコ方式どちらがやりやすい？

すでに日本にメキシコ人配偶者が在留している場合には日本から先に始める（日本方式）のほうがスムーズなことが多いです。また、メキシコ方式では、日本方式に無い血液検査や結婚式の挙行が必要となります。

日本から先に結婚手続きをする（日本方式）

では日本から先に手続きをする流れについて解説します。

メキシコ人の本国からの書類を用意する

• 出生証明書にアポスティーユをつけたもの＋日本語訳文
• 独身証明書にアポスティーユをつけたもの＋日本語訳文

駐日メキシコ大使・領事館では「婚姻要件具備証明書（独身証明書）」は発行されません。そこで上記に挙げたメキシコ人の書類を用意します。

出生証明書・独身証明書は本国から取り寄せる必要があります。メキシコ人配偶者が日本にいる場合には、本国の代理人を通じて日本に発送してもらいます。

日本の市区町村役場で結婚の届出

メキシコ人配偶者の書類が揃ったら日本の市区町村役場で結婚の届出をします。

駐日メキシコ大使・領事館に結婚の報告をする

①日本人の戸籍謄本を取得	結婚の届出をした市区町村役場で婚姻の事実が記載された戸籍謄本を取得。
②アポスティーユ	①の戸籍謄本に外務省のアポスティーユつけます。
③スペイン語訳文	メキシコで②の戸籍謄本のスペイン語訳文を作成。訳文はメキシコ政府認定の通訳者に作成してもらうことを要します。
④結婚の報告	メキシコのregistro civil officeにて結婚の報告を行います。 提出書類 ・③の戸籍謄本＋アポスティーユ＋スペイン語訳文 ・日本人のパスポート ・メキシコ人の出生証明書 ・メキシコ人の身分証 ※上記は一例です、提出書類は事前にregistro civil officeや駐日メキシコ大使館にご確認ください。

これで日本方式での結婚手続きは完了です。

メキシコから先に結婚手続きをする

メキシコから先に結婚手続きをする流れについて解説します。

日本人の書類を準備する

①戸籍謄本	市区町村役場で戸籍謄本を取得。
②アポスティーユ	①の戸籍謄本に外務省のアポスティーユをつける
③メキシコに渡航
④スペイン語訳文の依頼	②の戸籍謄本をメキシコ政府認定の翻訳者に翻訳文作成を依頼
⑤血液検査・健康診断証明書	病院で結婚前検査（血液検査と健康診断）を受けて証明書を受領
⑥Civil Registry officeで結婚登録	日本人の必要書類 ・①②の戸籍謄本＋アポスティーユ ・④のスペイン語訳文 ・⑤の血液検査・健康診断証明書 ・パスポート	メキシコ人の必要書類 ・出生証明書 ・ＩＮＥ ・⑤の血液検査・健康診断証明書
⑦結婚式の挙行	結婚式を挙げた後に「結婚証明書」を受領する
⑦駐メキシコ日本大使館又は日本の 市区町村役場へ結婚の届出	必要書類 ・戸籍謄本 ・結婚証明書＋和訳文 ・メキシコ人の出生登録証明書＋和訳文

これでメキシコ方式での結婚手続きは完了です

日本で暮らすためのビザの手続き

結婚手続きが完了後に日本で暮らすためにはビザの手続きが必要となります。当サイトでは配偶者ビザについて詳しく解説しておりますのでご覧ください。

日本に入国できるまでには意外と日数を要します。

配偶者ビザ許可の条件は日本人との結婚だけではありません。またご夫婦の状況によってその難易度も異なります。

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