配偶者ビザのSNS記録・通話記録の提出方法
入管HPには配偶者ビザの必要書類が掲載されていますが、その必要書類のなかに「SNS記録」「通話記録」があります。このページでは「SNS記録」「通話記録」の提出方法について解説します。
配偶者ビザの申請にSNS記録・通話記録がなぜ必要か
配偶者ビザでは結婚の信ぴょう性について厳しく審査されます。これは配偶者ビザを目的とする偽装結婚が横行していることにより入管が偽装結婚を未然に防ごうとしている為です。そこで、結婚の信ぴょう性を立証する為の手段として有用なのがSNS記録や通話記録になります。
SNS記録とは
SNS記録とはLINEやWechat(微信)などのメッセージアプリでの会話の記録のことをいいます。
SNS記録の提出方法
会話の履歴をスクリーンショットして使います。
A4の用紙に4枚配置すると見やすい大きさに収まります。
Wordや写真編集ソフトを使ってA4用紙に配置します。
提出する会話記録の選び方
定期的に連絡を取り合っていることをアピール
提出する会話記録はお二人が出会ってから現在までの会話記録をまんべんなく選定します。
会話の内容は連絡事項のみのようなものではなく、定期的に連絡を取り合っていて、更にお二人の関係がわかるような会話記録が好ましいです。
結婚に至るまでのイベントをアピール
お二人が結婚に至るまでに起こったイベントがわかるような会話記録を使用します。
例えば以下のイベントの会話記録が有用です。
・お二人が出会ってから初めてLINEを交換したとき
・お付き合いが始まったとき
・プロポーズのとき
・結婚指輪・婚約指輪を買いに行ったとき
・ご両親に会ったとき
・結婚の準備について(式場の予約や打合せ等)
・結婚式の様子
質問書の内容とリンクさせる
配偶者ビザの必要書類に「質問書」があります。
この中に結婚に至るまでの経緯を記入する欄があります。この欄には「いつ」「どこで」「何をした」を具体的に記入します。さらに会話記録を提出することによって質問書の内容を立証します。よって、この質問書の内容と提出する会話記録の内容に矛盾が生じないようにリンクさせる必要があります。
また、結婚に至るまでの経緯が質問書のスペースに入りきらない場合には別紙に「理由書」として添付します、「理由書」の内容と会話記録の内容にも矛盾が無いように注意が必要です。
通話記録とは
電話の通話、LINEやスカイプなどのアプリでの通話の記録のことをいいます。テレビ電話の記録も通話記録として使用できます。
通話記録の提出方法
日時、相手の名前が通話履歴に記録されているものをスクリーンショットして使います。
テレビ電話の場合にはテレビ電話中の画面をスクリーンショットして使います。
A4の用紙に4枚配置すると見やすい大きさに収まります。
Wordや写真編集ソフトを使ってA4用紙に配置します。