【書き方】帰化申請-履歴書その2
帰化申請における履歴書その2の書き方を解説します。
履歴書その2の書き方
履歴書その2には「出入国歴」「技能資格」「賞罰」「確認欄」があります。
帰化申請者の帰化前の氏名を記入します。
氏名にはアルファベットは使用できません。氏名がアルファベットの方はカタカナに直して書きます。
中国の簡体字、台湾や香港の繁体字は日本の正字に引き直して記入します。
過去何年間の出入国歴を記入するのかを記入します。
ここに記入する数字は、帰化申請者が帰化に必要な住居条件を満たす年数です。
一般的な帰化は「5」を記入し、簡易帰化など住所条件が3年の場合は「3」を記入します。また住居条件が1年や0年に緩和される場合は「1」を記入します。
パスポートのスタンプが押してあるページや外国人出入国記録を参考に出国日と入国日を記入します。
出国していた日数を記入します。
令和4年7月22日に出国して令和4年7月26日に戻ってきた場合は。5日となりますので「5」と記入します。
26-22=4の4日ではありませんのでご注意ください。
パスポートのスタンプが押してあるページや外国人出入国記録を参考に渡航先の国名を記入します。
また香港など出入国時にパスポートにスタンプが押されない国もありますので注意が必要です。
香港に行ってから中国に入国し、それから日本に帰って来た場合は「香港・中国」と記入します。
出国の目的、同行者を記入します。妻と観光旅行、会社の上司と出張 等。
出国日数の合計を記入します。
④で記入した日数を単純に足し算します。
技能・資格の、取得日、名称、番号(合格番号や免許番号)を記入します。
例:日本語能力試験1級合格(令和〇年〇月〇日○○○○○○○○)
日本能力試験や情報処理技術者試験、国家資格などの公的な資格は記入しましょう。
運転免許証をもっている場合は、免許証を見ながら免許取得日・免許の種類・免許番号を書きます。
技能・資格をお持ちでない場合は「無し」と記入します。
運転免許証の見方
運転免許証から運転免許の正式な名称を見る方法を説明します。
㋑免許番号
㋺免許取得日
免許の交付日ではなく、㋺の部分に記載されて部分が免許取得日です。
㋩履歴書その2に書く運転免許証の名称
㋩の枠内には運転免許の略称が記載されています。この略称から履歴書その2に書く免許証の名称がわかるように下記の表にまとめました。
㋩に記載されている略称 | 履歴書その2に書く運転免許証の名称 |
大型 | 大型自動車第一種免許 |
中型 | 中型自動車第一種免許 |
準中型 | 準中型自動車第一種免許 |
普通 | 普通自動車第一種免許 |
大特 | 大型特殊自動車第一種免許 |
大自二 | 大型自動二輪車免許 |
普自二 | 普通自動二輪車免許 |
小特 | 小型特殊自動車免許 |
原付 | 原動機付自転車免許 |
大二 | 大型自動車第二種免許 |
中二 | 中型自動車第二種免許 |
普二 | 普通自動車第二種免許 |
大特二 | 大型特殊自動車第二種免許 |
引 | 牽引免許 |
引二 | 牽引第二種免許 |
犯罪や交通違反歴がある場合に記入します。
交通違反は運転記録証明書によって過去5年分の違反を確認できます。
この運転記録証明書を参考に全ての日付・違反内容・罰金を記入します。
交通違反や犯罪歴がある場合の許可・不許可は明確な基準があるわけではなく個別に判断されます。
軽微な交通違反が5回程度であれば許可されることが多いですが、飲酒運転や人身事故など重大な交通違反や前科がある場合には数年間が経過してから帰化申請をすることをおすすめします。
また、帰化申請に不利であるからといって交通違反や犯罪歴を隠して申請するのは絶対にいけません。
確認欄は空欄にしておきます。